1月・2月に多いお花のご注文とは?花屋が感じる“本当の需要”
「1月と2月ってお花屋さんは暇なんですよね?」
お客様から、実はよく聞かれる言葉です。確かに母の日や卒業シーズン、年末年始に比べると、街全体の動きは落ち着きます。ただ、花屋の現場に立っていると、この時期ならではのご注文が確実に存在しているのも事実です。
実際に1月・2月に多いのは、派手なイベント用というよりも「人と人の節目」に寄り添うお花。目立つためのお花ではなく、気持ちをきちんと伝えるためのお花が選ばれる時期だと感じています。
まず多いのが、誕生日のお祝いのお花です。年が明けて落ち着いたこの時期は、身近な人のお誕生日を丁寧に祝いたいというご相談が増えます。ご自宅用の花束やアレンジメントはもちろん、北新地や梅田周辺の飲食店・バーへのお届けも多くなります。派手すぎず、それでいて華やかさのあるデザインが好まれるのが特徴です。
次に多いのが、周年祝いや開店祝いのお花。1月・2月は新年のスタートとしてお店を始めたり、周年を迎えたりする店舗も少なくありません。特にスタンド花のご注文はこの時期も安定してあり、「人が多くない時期だからこそ、きちんとお祝いしたい」というお声をよくいただきます。色味や雰囲気も、派手一辺倒ではなく、お店の内装や客層に合わせた落ち着いたデザインが選ばれやすい印象です。
また、送別や退職のお花も1月・2月に増えるご注文のひとつです。年度末を前に異動が決まった方や、少し早めに区切りを迎える方へ贈る花束は、感謝の気持ちを込めたシンプルで品のあるものが好まれます。大きすぎず、持ち帰りやすいサイズ感を希望される方が多いのも、この時期ならではです。
さらに意外と多いのが、お供えや命日のお花。年が明けると、ご家族や大切な方を偲ぶ機会が増える方も多く、派手さよりも落ち着きや清潔感を重視したご相談をいただきます。白を基調にしながらも、少し色味を入れてほしいというご要望も増え、季節に合わせたご提案が求められます。
1月・2月のお花選びで大切なのは「長持ち」と「飾りやすさ」。寒い時期はお花が比較的長く楽しめる反面、暖房による乾燥や温度差には注意が必要です。そのため、西尾花店では、この季節に向いたお花を中心に、管理しやすい組み合わせをご提案しています。見た目の華やかさだけでなく、飾ったあとも安心して楽しんでいただけることを大切にしています。
この時期は「今頼んでいいのかな?」と迷われる方も多いですが、実はゆっくりご相談いただける時期でもあります。色味や雰囲気、用途に合わせてじっくり打ち合わせができるのも、1月・2月ならではの良さです。急ぎのご注文だけでなく、少し先の予定に向けたご相談も大歓迎です。
お花は特別な日だけのものではなく、気持ちを伝えるためのもの。1年の始まりだからこそ、大切な人やお世話になった方へ、さりげなくお花を贈ってみるのもおすすめです。西尾花店では、季節や用途に合わせたご提案をしながら、ひとつひとつ丁寧にお作りしています。1月・2月のお花のご相談も、どうぞお気軽にお声がけください。





